【2023年最新】側臥位の施術内容

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施術内容

横向きのマッサージ

施術内容一覧

横向き

側臥位のマッサージ

俯せの後、横向きの状態でマッサージを致します。

首の真横を斜めに走る胸鎖乳突筋を揉捏した後、目や頭に繋がる経穴を母指で押圧します。

次に首の後ろから肩にかけての肩甲挙筋や頸椎に沿って走る脊柱起立筋、盆の窪周辺の後頭下筋群を揉捏、後頸部の経穴を母指にて圧迫。再び側頸部を揉みほぐし、胸鎖乳突筋周辺の経穴をツボ押ししていきます。

肩から背中にかけての筋肉の緊張を揉捏でほぐし、上背部の経穴を母指で揉み押しして、デスクワークなどの負担がかかりやすい肩甲下筋や菱形筋などを揉捏でほぐしていきます。

次いで背中から腰にかけて揉捏と押圧でゆるめていきます。腸脛靭帯からスネの外側部分(前脛骨筋、腓骨筋等)をマッサージして内くるぶし周りや足の甲を通るの経穴を押圧いたします。

横向きの施術の後、仰臥位へと移行します。


首のマッサージ

側臥位での頸部の施術は側頸部を斜めに走る胸鎖乳突筋の揉捏から始めます。胸鎖乳突筋の停止部である側頭骨の乳様突起周辺から起始部の鎖骨近位部にかけて母指圧をかけ、左右に揺するようにして揉みほぐした後に天鼎(てんてい)という経穴をツボ押しします。次いで胸鎖乳突筋全体を母指にて押圧します。胸鎖乳突筋は、頚椎の屈曲に、回旋、側屈に関わる筋肉です。

前傾部の施術は胸鎖乳突筋の内縁に沿って頸動脈付近を弱圧で押圧します。この部位には人迎や水突といった胃経のツボが点在します。

後頚部の施術は肩甲挙筋のマッサージから始めます。肩を上げ下げする際の主力筋である肩甲挙筋は頭蓋骨と肩甲骨を繋いでいますので筋の沿って起始部から停止部へと揉捏で緩めた後、母指にて押圧します。

次いで頭蓋骨と背骨を繋ぐ頭板状筋の内縁を外側に向けて揉みほぐした後、母指にて押圧します。

首の上方から後頭部にかけては後頭下筋群を中心にマッサージいたします。後頭下筋群を構成する大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋を揉捏と押圧によって緩めていきます。


肩のマッサージ

肩の施術は肩甲挙筋の揉捏から始めます。この筋肉はうつ伏せの状態で揉みほぐすよりも側臥位の方がアプローチしやすく、母指圧を深部まで浸透させやすいので肩上部が凝り固まっている方には横向きの施術がお勧めです。

肩甲挙筋の前縁には肩井、胸鎖乳突筋の後縁には天鼎、肩の前方、鎖骨付近には缺盆というツボがあり、それぞれ母指にて押圧します。

次いで頚椎の側面と第1・2肋骨をつなぐを繋ぐ斜角筋に母指圧をかけ外側に向けて揉みほぐし、小腸経の肩中兪をツボ押しします。

次に肩甲骨内縁に沿って菱形筋の停止部を揉捏します。菱形筋は左右の肩甲骨同士を引き寄せたり、肩甲骨の下方回旋を行う筋肉です。

次いで菱形筋の深層に位置する上後鋸筋に母指で圧をかけ、揺するようにしてマッサージ致します。上後鋸筋は背骨と肋骨を繋いでいて、息を吸うときに肋骨を引き上げて呼吸の補助をする筋肉です。


背中の施術

横臥位での背中の施術は脊柱起立筋の一つである胸腸肋筋の揉捏から始めます。母指を内側の筋繊維に当て、外側に向けて捏ねていきます。その際、可動域が狭い場合は胸腸肋筋と肋骨がべったりと癒着していることがあるため、肋骨との付着部にしっかりめに圧をかけ、癒着部をはがしていくように捏ねていきます。

胸腸肋筋の延長上には腰腸肋筋という脊柱起立筋群の一つがあり、こちらも同様に揉捏していきます。この部位には神堂や魂門、陽綱等の膀胱経の経穴がズラリと並んでいますのでそれらを一つ一つツボ押ししていきます。


腰の施術

肋骨と腸骨を繋ぐ腰方形筋の後面、側面と多角的に揉捏し、この筋肉上にある肓門、志室等のツボを母指で押圧していきます。

次いで背骨に沿って走行する最長筋を背骨を圧迫しないよう、外側に向けて捏ねていきます。最長筋の腰部には三焦兪や腎兪等の背部兪穴が並びますので母指の先端を使って押圧します。



このページでは、横向きの状態での施術内容をご紹介しています。

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